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うなぎの独り言

初めてのアメリカ

私は留学するまで海外というものに行った事がなかった。

飛行機すらそれまで乗ったのは小さい時に大阪ー東京間一回と
高校の修学旅行で乗った大阪ー沖縄間のみ。

なのにいきなり留学。すげーな、おい。親もかなり思い切った事をしたもんだ。

今考えるとかなりおそろしい事のような気がする。
行かせてくれた親に本当に感謝である。

アメリカ行きも留学団体が取り仕切ってくれて、かなりの人数のグループで飛行機に乗った。

アメリカのサンフランシスコ(やったような)について、そこに一泊。

とにかく初めての海外、初めてのアメリカで私は舞い上がっていた。

壁にはめ込んである公衆電話にまずアメリカを感じ記念撮影(笑)。

そして空港で初めてのアメリカのトイレへ。

ドアの下の部分が広く開いてるトイレにまたアメリカを感じる。
さすがに記念撮影はせんかったけど。

なんかちょっとドキドキする。
”ほんまにこれ見えへんの?こんな開いてて?”ってな感じ。

しかしそこでハプニング発生。

まず便器の高さに気付かず思いっきし尻を打つ←こっちの便器は日本のに比べて高いところが多い。

さらに私の入った個室はトイレットペーパーホルダーのペーパーがきれていて、
ホルダーの上に新しいロールが置いてあった。

まぁそれはいい。日本でもあることだ。

しかしそれを手に取ったとたん、なぜかそいつは私の手から転がり落ちて
下が広くあいたドアの下からコロコロと転がっていってしまった。

”ああ~~~!なぜこんなことに!日本やったら止まるのに!ドアんとこで止まるのに!”

初々しき高校3年生のうなぎ、絶対絶命。

しかしその時救世主が。

ハイヒール履いた足(の持ち主)がトイレットペーパーを蹴り入れてくれたのだ(笑)。

「サ、サンキュー」

とパンツをおろした状態で個室の仲から弱々しく礼をいう私。

「That's alright!」

なんて返事を返してくれるハイヒール。

今思えばあれがアメリカ人との初めての生の会話だったかもしれない←ちょっとしみじみ。








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